ホスト初回は激安 第2話

ホスト初回激安 第2話は、漫画ホス狂いの世界 「ホストクラブの初回は激安です」のノベライズ小説です。

さて、歌舞伎町のネオンが、私の顔をギラギラと照らす。そして、今夜もまた、あの場所へ向かうのだろうか。実際、足は自然と、ホストクラブが密集するエリアへと向かっていた。

その時、「お姉さん、ホストクラブ初回2時間2000円なんですけど、どうですか?」と、突然、若い男の声が降ってきた。すると、振り返ると、いかにも「ホスト」といった雰囲気の男が、愛想笑いを浮かべて立っている。

ホスト初回は激安だと告げられ・・・

しかしながら、「結構です」と、私は、男の誘いを素っ気なく断った。

すると、男は「じゃあ、2時間1500円でどう?」と、再び食い下がってくる。

けれども、私は「いや、いいです」と、再度断る。

それでも、男は「それじゃ、2時間1000円!場内指名無料でビール飲み放題!」と、さらに食い下がってくる。「だから、行かないって」と、男を突き放した。

ホストクラブ初回激安

一般的にホストクラブは高いイメージがあるが初回が安いことは定説だ。一般的に、だいたい2000円~3000円くらい。しかしながら、は500円や無料とは聞いた事がなかったからだ。

「無料って…」と、私が呟くと、男は得意げに笑った。

つまり、「そう、無料。うちの店は、初回のお客様に楽しんでもらうために、思い切ったサービスをしてるんだ」と、男は言った。

(ところで、ホスト用語で言う「キャッチ」ってやつね。ホストクラブに来てもらうための呼び込み。もっとも、最近は規制はされてるはずだけど、歌舞伎町じゃビラ配りとかナンパの名目でやってるんでしょ。また、お店によっては、キャッチ専門のスタッフもいるらしいし。したがって、声かけが苦手なホストもいるから、そういう店もあるのか。と脳裏に浮かんだ・・・)

ホストクラブ初回は激安とはいうが、、、

さて、無料という言葉に、心が揺らぎかける。しかし、私は、首を横に振った。なぜなら、今夜は、どうしても会いたいホストがいるのだ。

そこで、「ごめんね、今日は急いでるから」と、私は、男にそう告げると、足早にその場を後にした。

こうして、歌舞伎町の夜は、今日もまた、様々な欲望と感情が渦巻いている。そして、私は、その中で、自分の求める光を探し続ける。

この話をぜひ原作漫画で読んでください!!第2話 ホストクラブの初回は激安です

第3話「ホスト 名刺 顔が覚えられない」へ続く・・・

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